全国大会


          アジア経営学会第19回全国大会のご案内(2012年度)

 

案内概要:

アジア経営学会第19回全国大会が国士舘大学(世田谷キャンパス)にて開催されることとなりました。ご案内を申し上げます。

日時:2012922日(土)、23日(日)

つきましては自由論題の報告希望を受け付けます。下記の連絡先に

1.報告テーマ

2.報告概要(1000字以内)

3.氏名と所属機関、

4.住所、電話、E-mailアドレス

5.希望予定討論者1(氏名と所属)E-mailhirokatohirokato@gmail.com)で加藤研究室までお知らせください。  

報告の申し込み期限は531日(木)です。

アジア経営学会第19回全国大会プログラムは7月の初旬に決定され次第、報告者にお知らせします。また、上記の全国大会プログラム、交通案内及び懇親会の案内等は、7月中旬までにお送りします。なお、自由論題報告者の予稿集原稿の提出期限は、731日(火)です。予稿集原稿の執筆要領は、アジア経営学会HPをご参照ください。以上、お含みおきください。             

                                                                                   2012330    アジア経営学会第19回全国大会準備委員会 準備委員長 林 倬史 事務局長 田淵 泰男
 〒   〒154-8515 東京都世田谷区世田谷4-28-1 国士舘大学経営学部 加藤研究室 気付
 電   пEFax03(5481)3174<ダイヤルイン>
 E-   e-mailhirokatohirokato@gmail.com

アジア経営学会第19回全国大会実行委員会からの大会案内のURL

http://homepage.kokushikan.ac.jp/thayashi/program.pdf


アジア経営学会第19回全国大会実行委員会からプログラムが発表されました。


下記をご参照ください。(HP上では見にくい掲示になっていますが、ご了承ください。)

テーマ 開会と閉会の挨拶・記念公演・統一論題・ シンポジウム・会員総会・選挙 懇親会 理事会・評議員会 休憩室 第1会場 第2会場 第3会場 第4会場 第5会場 第6会場
会場 34号館B棟3階301 教室 34号館A棟10 階スカイラウンジ 34号館B棟3階305 教室 34号館B棟3階302 教室 34号館A棟2階207 教室 34号館A棟2階208 教室 34号館A棟3階308 教室 34号館A棟3階309 教室 34号館A棟310 教室 34号館B棟305 教室
9月 15:00
21日 理事会
(金) 17:00
9月 9:45 開会挨拶
22日 司会:第19 回全国大会準備委員長  林倬史(国士舘大学)
(土) 9:55 挨拶:アジア経営学会会長  植竹晃久(慶應義塾大学名誉教授)
10:00 司会者 風間信隆(明治大学) 司会者 中川涼司(立命館大学) 司会者 片岡信之(桃山学院大学)
休憩 テーマ 中国自動車メーカーの戦略と競争優位性に関する研究 テーマ 中国のサービス産業における労務管理の実態と展開 テーマ 海外子会社の財務情報の開示についての一考察ー日中会計制度等の比較検討
報告者 孫茜(国士舘大学・院) 報告者 竇少杰(同志社大学) 報告者 林徳順(日本大学)
10:35 討論者 古井仁(亜細亜大学) 討論者 横井和彦(同志社大学) 討論者 宮原裕一(国士舘大学)
10:40 司会者 小山修(札幌大学) 司会者 兪 暁軍(名古屋外国語大学) 司会者 郭洋春(立教大学) 司会者 濱田初美(立命館大学)
テーマ ハイブリッド車の競争戦略とアジア展開 テーマ 中国企業のビジネスモデルと経営規範 テーマ 日韓中における再生可能エネルギー関連ビジネスの動向と戦略 テーマ 台湾企業の製販統合型経営と経営ノウハウの移転
報告者 江小涛(作新学院大学・院) 報告者 高久保豊(日本大学) 報告者 尹卿烈(福島大学) 報告者 鐘淑玲(東京工業大学・院)
11:15 討論者 山田雅俊(玉川大学) 討論者 劉永鴿(東洋大学) 討論者 安田賢憲(創価大学) 討論者 肥塚浩(立命館大学)
11:20 司会者 橋本輝彦(立命館大学) 司会者 川井伸一(愛知大学) 司会者 仲田正機(京都橘大学) 司会者 安積敏政(甲南大学)
テーマ 中国の低速電気自動車と日本への含意 テーマ 中国国有農場改革 テーマ 東アジアにおける研究開発費会計基準の統合化に関する考察 テーマ 東アジア造船業における競争構図と製品セグメント
報告者 塩地洋(京都大学) 報告者 立石昌広(長野県立短期大学) 報告者 宮原裕一(国士舘大学) 報告者 麻生潤(同志社大学)
11:55 討論者 知久勝弘(トヨタ車体株式会社) 討論者 高久保豊(日本大学) 討論者 王c(関西学院大学) 討論者 加藤寛之(国士舘大学)
12:00 理事会・評議員会
34号館B棟3階305 教室 昼食
13:00
13:15 記念講演: コーディネーター:井口知栄(慶應義塾大学)
テーマ:マンダム社のアジア事業の現状と課題
14:15 講師:北村達芳氏(株式会社マンダム常務執行役員)
14:25 統一論題1「アジアにおける競争と共生」
司会:柳町功(慶應義塾大学)・塩地洋(京都大学)
趣旨説明:プログラム委員長:柳町功(慶應義塾大学)
第1報告:朴泰勲(大阪市立大学) 「ハイブリッド型組織間協業とその形成要因ー現代自動車の協業分析」
コメンテータ:那須野公人(作新学院大学)
第2報告:李澤建(大阪産業大学) 「競争優位と組織ダイナミックス:奇瑞汽車の自立過程を焦点に」
16:00 コメンテータ:丸川知雄(東京大学)
休憩
16:10 シンポジウム
17:00 総括:塩地洋(京都大学)
17:10 会員総会
18:10 選挙
18:30 懇親会
司会:大会事務局長 田淵泰男
挨拶:国士舘大学学長
20:00 挨拶:アジア経営学会会長 植竹晃久(慶應義塾大学名誉教授)
休憩室 第1会場 第2会場 第3会場 第4会場 第5会場 第6会場
34号館B棟3階302 教室 34号館A棟2階207 教室 34号館A棟2階208 教室 34号館A棟3階308 教室 34号館A棟3階309 教室 34号館A棟310 教室 34号館B棟305 教室
9月 9:45 司会者 金山権(桜美林大学) 司会者 佐久間信夫(創価大学) 司会者 上田義朗(流通科学大学) 司会者 宋娘沃(中国短期大学) 司会者 藤澤武史(関西学院大学) 司会者 高津斌彰(新潟大学名誉教授)
23日 テーマ 世界最高峰エヴェレストを巡るネパール観光に関する考察 テーマ タイの医薬品産業とTRIPSへの対応 テーマ カンボジアの金融機関の経営戦略 テーマ 韓国における靴産業の空洞化と転換期 テーマ 研修・技能実習制度の認識と現状 テーマ 縁故関係からみる韓国の社外取締役の独立性の問題
(日) 報告者 カルカ・クリシュナ・バハドゥル(創価大学・院) 報告者 森哲也(拓殖大学・院) 報告者 廣畑伸雄(山口大学) 報告者 姜尚民(立命館大学・院) 報告者 陳雲芳(同志社大学・院) 報告者 李昭娟(創価大学・院)
10:20 討論者 四宮由紀子(近畿大学) 討論者 荒井将志(杏林大学) 討論者 吉野文雄(拓殖大学) 討論者 小玉敏彦(千葉商科大学) 討論者 賈曄(東京国際大学) 討論者 尹卿烈(福島大学)
10:25 司会者 中川涼司〈立命館大学〉 司会者 大西勝明(専修大学) 司会者 古賀義弘(嘉悦大学) 司会者 宋娘沃(中国短期大学) 司会者 藤澤武史(関西学院大学) 司会者 小林守(専修大学)
休憩 テーマ 国際分業における企業間関係の構築 テーマ 何故、製品開発の海外進出に成功しないのか テーマ 機械関連中小企業のベトナム進出についての一考察 テーマ 韓国における中小企業の現状と経営戦略 テーマ バングラデシュにおける人的資源管理と技能形成との関係 テーマ イオンがマレーシア商業の近代化に果たした役割
報告者 高瑞紅(静岡県立大学) 報告者 岡本義輝(宇都宮大学) 報告者 近藤信一(機械振興協会) 報告者 崔銀順(駒澤大学) 報告者 内田智大(関西外国語大学) 報告者 増田泰朗(イオン株式会社)
11:00 討論者 高橋俊一(立正大学) 討論者 日高定昭(作新学院大学) 討論者 酒向浩二(みずほ総合研究所) 討論者 許伸江(跡見学園女子大学) 討論者 金綱基之(長崎県立大学) 討論者 熊倉広志(中央大学)
11:05 司会者 關智一(立教大学) 司会者 麻生潤(同志社大学) 司会者 長谷川秀男(高崎経済大学名誉教授) 司会者 五味紀男(淑徳大学) 司会者 加藤志津子(明治大学) 司会者 小林守(専修大学)
テーマ アジアにおけるメタナショナル経営の留意点 テーマ 中国の建設機械産業の発展と日本企業の中国戦略 テーマ 日本企業のベトナム進出における日系工業団地の意義 テーマ 台湾受託製造企業3社の成長と現状に関する研究 テーマ マレーシア企業の海外進出 テーマ 韓国における地域ブランド現況と課題
報告者 鈴木康二(立命館アジア太平洋大学) 報告者 韓金江(成美大学) 報告者 西山茂(早稲田大学) 報告者 秋野晶二(立教大学) 報告者 穴沢眞(小樽商科大学) 報告者 李美花(大阪成蹊大学)
11:40 討論者 三嶋恒平(熊本学園大学) 討論者 坂本清(大阪市立大学名誉教授) 討論者 上田義朗(流通科学大学) 討論者 中原裕美子(九州産業大学) 討論者 井口知栄(慶應義塾大学) 討論者 増田康朗(イオン株式会社)
11:50 新理事会
34号館B棟3階305 教室 昼食
12:50
13:00 統一論題2「アジアにおける競争と共生」
司会:吉野文雄(拓殖大学)・夏目啓二(龍谷大学)
趣旨説明:吉野文雄(拓殖大学)
第1報告:石上悦朗(福岡大学) 「インド経済のグローバル化とインフォーマル化:見えにくい共生の展望」
コメンテータ:川端望(東北大学)
第2報告:星野裕志(九州大学) 「日本企業とアジアにおける共生の戦略―グラミン・国連機関との連携の事例を中心として」
14:35 コメンテータ:林倬史(国士舘大学)
休憩
14:45
シンポジウム(未定)
15:25
15:25 閉会挨拶
会長挨拶:植竹晃久(慶應義塾大学名誉教授)
15:30 実行委員長挨拶:林倬史(国士舘大学)
* 「所属については、大学の専任教員、非常勤講師、ポスドク研究員などの場合は大学名とし、大学院在学中の場合は「院」と付記してある」


アジア経営学会第19回全国大会実行委員会からのお知らせ

アジア経営学会第19回全国大会プログラムは7月の初旬に決定され次第、報告者にお知らせします。 また、上記の全国大会プログラム、交通案内及び懇親会の案内等は、731日(火)までにお送りします。 なお、自由論題報告者の予稿集原稿の提出期限は、731日(火)です。

予稿集原稿の執筆要領は、アジア経営学会HPをご参照ください。 

アジア経営学会第19回全国大会実行委員会より、自由論題報告に関する予稿集原稿(発表要旨)の執筆の提出先、締切については以下の通りご連絡いたします。

・提出先

 第19回全国大会実行委員会 事務局 加藤寛之先生(国士舘大学)宛て(hirokatohirokato@gmail.com

・提出締め切り

 2012731日(火)

・執筆要項およびテンプレートは、「予稿執筆要領」をご参照ください。





アジア経営学会第19回全国大会  統一論題「アジアにおける競争と共生のメカニズム」            
(第19回全国大会プログラム委員会委員長 慶應義塾大学総合政策学部 柳町 功

19回全国大会の統一論題に「アジアにおける競争と共生のメカニズム」が定められた背景として、われわれは現在のアジアにおいて確認される次の二つの「現実」を改めて想い起こす。

第一は、近年アジア企業の事業展開がますます広域化・複雑化し、それに伴い企業間の競争と協調が一層の深まりを見せていることである。事業活動の展開は、アジア諸国間での国際分業を一層促進し、グローバル次元での経営展開へとつながっている。現実の姿に基づいてその実態を明らかにし、将来像を展望する作業が、今求められている。第二に、そのような企業活動が所得と雇用を生み出し、経済成長をもたらしている反面で、貧困解消をはじめとする社会的諸課題が未解決のままになっているという厳しい現実が存在している。

ここで注目すべきがBOPビジネスの広がりである。今までの貧困層を新たな市場としてとらえる時、BOPマーケットは巨大な規模を誇る。目標としての貧困層の解消に向かい、様々な要素、すなわち政府、国際機関、NGO、現地コミュニティ、そして多国籍企業と地場企業を含む業種・国籍の垣根を越えた諸企業が結びつきを持って協働している。貧困克服のパワーが、そこから生み出されているのである。

アジアにおける「先進的」な動きのひとつが、多国籍企業の進出国・地域との共生ではないだろうか。多国籍企業と現地企業、NGOとの協働により新たなビジネス生態系が構築されつつある状況は、注目に値する。進出企業は、現地各層との密接な関係を構築しつつ現地との共生を図ることで現地の貧困層の解消、さらには経済的繁栄に貢献し、最終的には自らの利益拡大をも実現する構造を作りつつある。それは古くから指摘されてきた国際下請構造とは異なり一方が他方を支配ものではなく、持続可能なビジネス生態系に向かうものである。アジアの企業には、この動きを促進し全体としての生態系という共生メカニズム構造の核になるべき重要な役割が与えられているのではないだろうか。

19回全国大会は、以上のような2つの「現実」に対する問題意識の上に立って開催される。まず自動車産業を切り口として韓国・現代自動車、中国・奇瑞汽車を代表事例として、多国籍企業と現地企業の競争と協調のありようを考察したい。と同時に、アジアにおけるBOPビジネスの実態を明らかにし、企業活動がつくりだす共生のシステムの到達点を明確化したい。なお後者については、アジアにおける共生を意図した事業戦略を展開している代表的企業の経営者を招いての特別講演を企画している。

19回全国大会プログラム委員会
柳町 功(委員長)、吉野文雄、川端 望、 小阪隆秀、林 倬史(実行委員長兼務)、田淵泰男









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