全国大会アジア経営学会第15回全国大会のご案内(2008年度) 【2008年8年9日現在】 日時:2008年 9月12日(金)(理事会)、13日(土)、14日(日) 会場: 福岡大学 〒814-0180 福岡市城南区七隈八丁目19-1 交通 福岡大学 キャンパスガイド 統一論題: 「アジアにおけるグローバル化と企業経営の新段階」 折からの世界的な金余り現象と金融システム技術の発達で起きた米国のサブプライム・ローン問題を契機として、金融不安が日本・アジアはもちろん各国に及びつつある。あふれた資金が穀物や金はもちろん、原油、石炭や鉱石などの資源にも向かい、石油製品や金属、各種加工食品の価格高騰を日本・アジア各国でも招いている。米国企業経営の不安定さも手伝って、大幅な為替変動、ドル安が生じている。今まさに、従来とは異なった様相でグローバル化がいちだんと進みつつあるように思われる。こうした中で、アジア経済、そしてまた日本・アジア企業も新たなグローバル化の段階に入りつつある。 とりわけ注目されるのは、今日のグローバル化の具体的担い手である企業の相互関係の新たな展開である。ICT(Information and Communication Technology)をベースとした情報・通信分野の諸企業はもちろん多様な分野の諸企業が、アジアでのビジネスを通じてグローバル化を推し進めている。従来の日本を含めた先進国とアジア諸国(例えば、「世界の工場」といわれる中国など)との関連においてモノの流れ、資金の流れ、サービスの流れがこれまでとは異なった段階にあるように思われる。一方から他方への一方向的関係を見る従来の観点を前提にアジアの企業・経営を語ることはもはや適切とはいえないであろう。 先進各国・日本企業によるアジア各国への事業展開・浸透がみられると同時にアジア各国から先進各国・日本への、またアジア各国間のビジネスの相互浸透がみられる。グローバル化の新たな段階での、アジアにおける事業展開の再検討・再検証が今求められているといってよいであろう。 大会実行委員長からアジア経営学会第15回全国大会のご案内 2007年7月 アジア経営学会第15回全国大会実行委員会 委員長 川上義明(福岡大学) 謹啓、会員の皆様におかれましては、ご健勝にて、ご研究に、ご公務にお忙しい毎日のことと存じ上げます。 つきましてはご出欠予定を9月5日(金)までにお知らせ下さい。大会参加費のお振込到着をもってご参加の申し込みとさせていただきます。大会参加費は3,500円、懇親会費は4,000円です。 大会当日の事務局本部は、A202(A棟2階)に設置いたします。休憩室はA203(A棟2階)といたします。 敬白 大会事務局 814−0180 福岡市城南区七隈八丁目19番1号 福岡大学商学部川上研究室 お問い合わせは y-kawaka@fukuoka-u.ac.jpまでメールにてお願いいたします。 郵便振替口座は「アジア経営学全国大会事務局 01790-7-50107」です。 *理事会・評議員会について なお、大会期間中、以下の通りアジア経営学会理事会・評議員会が開催されます。 理事会 9月12日(金)15時〜17時 会場 福岡大学七隈キャンパス 文系センター棟15階第6会議室 理事会・評議員会 9月13日(土)12時05分〜13時10分 会場 同上 理事会 9月14日(日)12時10分〜13時10分 会場 同上 理事・評議員の先生はご予定ください。 以上 9月12日(金) ■理事会 15:00〜17:00 文系センター棟15階第6会議室 9月13日(土) ■開会挨拶 10:00〜10:10 川上義明・大会実行委員長(福岡大学) (A201) ■自由論題報告1(報告25分、質疑応答10分) 10:20〜12:05(第1報告10:20〜10:55、第2報告10:55〜11:30、第3報告11:30〜12:05)
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■昼食 12:05〜13:10 A棟203、学内食堂
■理事会・評議員会 12:05〜13:10 文系センター棟 15階 第7会議室
■自由論題報告2(報告25分、質疑応答10分)
13:20〜14:30 (第1報告13:20〜13:55、第2報告13:55〜14:30)
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第5セッション |
第6セッション |
第7セッション |
第8セッション |
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司会 風間信隆(明治大学) 1.高橋美多(京都大学大学院) 中国のソフトウェア産業の戦略的位置 2.王 衍宇(桃山学院大学大学院) ハイアールにおける中国国内でのブランド戦略 |
司会 上田義朗(流通科学大学) 1.岩本敏裕(立命館大学大学院) VTR産業の生成―製品中核技術に焦点を当てた日本企業の競争優位― 2.飯島正義(日本大学) ATM(現金自動受け払い機)事業の中国展開と国内工場の再編―OKIを中心として― |
司会 大西勝明(専修大学) 1.柯 莉(日本大学大学院) 中国企業における環境マネジメントの現状と課題―事例研究を通じて― 2.鈴木由紀子(日本大学) 日本企業のCSR調達の課題―日用雑貨業界の企業を中心に― |
司会 池上恭子(熊本学園大学) 1.林 徳順(日本大学大学院) 企業の海外投資に対する租税政策の影響―日本及び韓国の納税主体性についての比較考察を通して― 2.小林 守(専修大学) 中国のFTA政策の特徴と華南地方に進出する日系企業の対応について |
■記念講演 14:40〜16:40 司会 川上義明(福岡大学) A棟1階 (A201)
1.江藤仁章(福岡県中小企業団体中央会) アジアからの「労働力」移入と九州企業
2.永池克明(久留米大学) グローバル経営の新潮流とアジア〜新しいビジネス戦略の創造〜
■会員総会 16:50〜17:50 A棟1階 (A201)
■懇親会 18:00〜19:30 文系センター棟16階 スライラウンジ
9月14日(日)
■受付開始 9:30〜 受付場所: A棟1階 (A201)
■統一論題 10:00〜12:10 (問題提起10分、報告35分、質疑5分/人) A棟1階 (A201)
アジアにおけるグローバル化と企業経営の新段階
問題提起
中川涼司(立命館大学)
報告
1. 秋野晶二(立教大学)
分業構造のグローバルな変化とアジア企業―EMSの検討を通して―
2.中原裕美子(九州産業大学)
パソコン産業における製品開発のグローバル化―台湾を核としたネットワーク形成―
3. 中川涼司(立命館大学)
中国企業の『走出法』プロセスとクロスボーダーM&A
司会 市田陽児(日本大学) 夏目啓二(龍谷大学)
■昼食 12:10〜13:10 A棟203、学内食堂
■理事会 12:05〜13:10 文系センター棟 15階 第7会議室
■自由論題報告3(報告25分、質疑応答10分)
13:10〜14:20 (第1報告13:10〜13:45、第2報告13:45〜14:20)
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第9セッション |
第10セッション |
第11セッション |
第12セッション |
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司会 稲村 毅(神戸学院大学) 1.岡本義輝(宇都宮大学大学院) 研究開発(R&D)の国際移転論―マレーシアにおける日系企業・商品開発R&Dの実証的研究― 2.韓 金江(京都創成大学) 日本工作機械工業の国際化―90年代以降の状況を中心として― |
司会 小阪隆秀(日本大学) 1.鈴木康二(立命館アジア太平洋大学) ダノンの中国戦略の失敗とアジアン・プライド 2.金 玉仙(上武大学) サムスンの東アジア経営戦略―中国石油資源開発を巡って― |
司会 川井伸一(愛知大学) 1.朱 永浩(環日本海経済研究所) 中国東北振興政策の再考―北東アジア地域協力にとっての重要性― 2.千 龍範(広島大学大学院) 中国石油企業の新展開―バイオ燃料市場の形成とエネルギー供給構造の変化― |
司会 柳町 功(慶応義塾大学) 1.三嶋恒平(熊本学園大学) 日本企業による途上国産業の形成に向けた分析視角―相対的後進性、製品・工程ライフサイクル、企業行動・企業間分業関係― 2.熊倉広志(専修大学) 進出方式の高度化と標準化・適合化の進化に注目した知識移転モデル―キッコーマンのグローバル展開の成功― |
■統一論題討論会 14:30〜16:30 A棟1階 (A201)
アジアにおけるグローバル化と企業経営の新段階
コーディネーター: 市田陽児(日本大学) 夏目啓二(龍谷大学)
■閉会挨拶 16:35 A棟1階 (A201)
橋本輝彦(立命館大学) 川上義明(福岡大学)
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